■公演概要
初代国立劇場さよなら公演『歌舞伎&落語コラボ忠臣蔵』概要
・場所 東京 半蔵門国立劇場 大劇場
・公演期間 2022年11月2日(水)~25日(金)
・演目
【落 語】
一、殿中でござる
- 太神楽 -
二、中村仲蔵
【歌舞伎】
仮名手本忠臣蔵 二幕三場
五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
同 二つ玉の場
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
・上演時間
【落語】 12:00~13:15
【休憩】(35分間)
【歌舞伎】 13:50~15:45
国立劇場について
昭和41年(1966) 11月に開場し、50年以上の歴史がある国立劇場ですが、なんと!2023年10月末で一旦閉場が予定されています。さみしい。。。
開場からは50数年ですが、設立構想からは、明治以来、およそ100年もの歴史があるそうです。
ロビーに敷き詰められた赤じゅうたん、天井の立派なシャンデリア、連なる売店や食事処などは、一見の価値ありかと思います。伝統芸能の保存と振興を長きにわたり支えてきた初代国立劇場を見られなくなっちゃう前に!ちょっとでも気になる方はぜひ一度訪れてみてほしいです。
なかなか現地に行くことが難しい方は、こちらのプロジェクトサイトでも、国立劇場について詳しく知ることができます。
『未来へつなぐ国立劇場プロジェクト』
アクセスについて
地下鉄をご利用の場合
・半蔵門線 半蔵門駅 下車
6番出口(エレベーター・エスカレーターあり)
1番出口から 徒歩 約5分
※6番出口からの行き方は公式さんがめっちゃわかりやすい案内を出してくださっています。 くろごちゃん(国立劇場のキャラクター)が分かりやすく案内してくれます。こちら
・有楽町線/半蔵門線/南北線 永田町駅 下車 4番出口から 徒歩 約8分
JRをご利用の場合
・JR 四ツ谷駅から 徒歩 約15分
所在地 〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1
TEL 03-3265-7411(代表)
■開演前&休憩中の過ごし方
食事を楽しむ
軽食レベルではなく、しっかり食事をとれるお食事処があります。
コロナ禍では一定の制限もあったようですが、2022.11現在は、ロビーと食事処、喫茶室&休憩所は飲食OKとなっています。お弁当や軽食を販売しているお店もあります。
現代劇やミュージカルの会場でもドリンクや軽くつまめる程度の食べ物を提供しているところは見かけることがありますが、休憩中にがっつりお食事、というのは、なかなか見かけないのではないでしょうか。こういったお食事を楽しむのも一つの醍醐味だと思います。
なお、飲食OKの場所であれば、外で購入したものを食べることも大丈夫ですので、ぜひ国立劇場の雰囲気の中、休憩中も満喫してみてください。
お土産品を物色する
物販がとても充実しています。
1階にも2階にも物販スペースや売店があり、開演前、休憩中も充実した時間を過ごすことができます。開演前、余裕をもって来場すると、楽しめるかも。
お手洗いについて
女性のお手洗いも長蛇の列!って感じではなかったので、あんまり焦らなくてもOKそうです。
ただし、素敵な着物をお召しになっている方も多いからか、現代劇や映画館、ライブなどの時よりも回転はちょっとゆったりめな感じもしました。ですので、列が短いから行って油断は禁物かもしれません。焦る必要はないですが、多少はゆとりを持つことをおススメします。
■観劇感想(2022年11月3日公演)
落語、歌舞伎ともに4、5年ぶりに鑑賞してきました。一日に両方みたら疲れちゃうかなもと少し思っていたのですが、全然そんなことなかったです。むしろダブルで楽しめてお得な気分に。今回は特にストーリーもリンクしていたので、抜群の相乗効果でした。
落語
一言でいうなら…めっちゃ面白かったです!笑う一体感っていい!!会場みんなで笑う感じがすごく心温まりました。心温まりつつ、めっちゃ笑いました。
小朝師匠を初めて見ましたが、話術に引き込まれてあっという間の時間でした。(当たり前ですが)やっぱり本物の噺家は違う!すごかったです。
また、演目もすごくよかったです。コラボだけあって、次の歌舞伎とつながる演目で、ますます興味を持って聞けるし、次の歌舞伎への期待も一層高まってとても秀逸なプログラムでした。こういう内容がリンクするコラボ、またぜひやってほしい!
歌舞伎
中村芝翫様~~~~!!初めて生で拝見しましたm(__)m
オ・・・オーラが・・・!!!
素敵な瞬間はたくさんあったのですが、花道でのお姿が、スポットライトの先のシルエットと相まって、すごくかっこよかったです。ご本人の姿が素敵なのは言うまでもないですが、下手側の壁に映るそのシルエットもめちゃめちゃかっこよかった!
物語自体は正直、途中ちょー――っと、まどろっこしさを感じてしまったところもあったり(歌舞伎初心者です…ご容赦)。きっと、最近ミュージカルの観劇が多くて、テンポよくトントン進んで、わーっと盛り上がるような鑑賞が多かったし、直前の落語もトントンテンポよく進んでいく感じだったからかもしれないですが。(おかるよ、さっさと籠に乗りなさいな。。。)と何度か思ってしまった。。
でも今さらながら思うのは、じっくりストーリーが進むということは、じっくり舞台上の登場人物と向き合うことができるということ。次は登場人物の心情を共有する心持をもって、一緒にかみしめながら鑑賞したいと思います。