著作権・著作隣接権はどうやって勉強する?-おすすめ勉強法3選

How to Learn

この記事では、著作権・著作隣接権を学ぶためのおすすめ勉強法をご紹介します。

いずれも、くまろみが実際に、実践したり、読んだりして、よかった、役に立ったと思ったものを紹介しています。

その1.資格試験を受ける

手軽度:★

効 率:★★★

費 用:資格試験の受験料+テキスト代

資格試験を受ける4つのメリット

①インプット&アウトプットが効率的にできる
学習において、インプットとアウトプットの黄金比は3:7
(コロンビア大学 アーサーゲイツ博士の実験より)
➡つまり、学習には、インプットとアウトプットの両方が大事!
➡試験を受けることで、試験勉強(インプット)と問題に答える(アウトプット)の両方を効率よく行うことができる!
②自然とスモールステップの原理に則れる
スモールステップの原理とは
:学習内容を細分化することで、学習効率を上げ、達成感を得られる学習メソッド
:心理学者スキナーが提唱
➡資格試験は、級やレベルが設定されており、ステップを踏みやすい。
➡テキストも体系化されているものが多く、試験前の学習は、まさにスモールステップ。
③締め切り効果/パーキンソンの法則を活用できる
締め切り効果とは
:人間心理の法則性のひとつで、締め切り間際になると高揚するというもの
➡試験日(締め切り)が近づくにつれ、高揚し効率的に勉強に取り組める
パーキンソンの法則とは
:仕事の量は、完成のために与えられた時間のすべてを使いきるまで膨張するという法則
:イギリスの歴史・政治学者パーキンソンが提唱
➡締め切りがないと学習時間は永遠に膨張してしまう。試験を受ければ、締め切り(試験日)を強制的に設定できる。
④客観的に知識を証明できる。
➡昇進、転職にプラスになる可能性も。

おすすめの資格試験2種

①知的財産管理技能検定【国家試験】
 レベル:1級[特許・コンテンツ・ブランド]、2級、3級
 受験日:年3回(1級は年1回)
 URL:https://www.kentei-info-ip-edu.org/
②ビジネス著作権検定
 レベル:BASIC、初級、上級
 受験日:年3回
 URL:https://www.sikaku.gr.jp/bc/

各検定の詳細やおすすめの学習法などはこちらで紹介しています

その2.本を読む/図書館で借りる

手軽度:★★

効 率:★

費 用:書籍代

資格試験はちょっとハードルが高い…という方には、やはり本を読むことが手軽で、かつ、名著もたくさんあっておすすめです。

ただし、1.で紹介したパーキンソンの法則の罠に陥らないようにご注意を。

くまろみのおすすめは図書館で借りること!

公共図書館の利用をすすめたい3つの理由

・返却期限があるので読破までの締め切りが強制的に設定できる
➡パーキンソンの法則の罠に陥るのを防げる。
・著者の特徴や書き方、レイアウト等の相性もあるので、見極めることができる
➡気に入ったり、マーカーやメモを書き入れたいと思ったら、購入すればよい。
・著作権に関する本、名著はたくさん!どんどん新しい本も出る!全部買うお金はない。。
➡くまろみの事情ですが(苦笑)。全部買おうとするとキリがないし、法改正が頻繁にある性質上、新しい本がどんどん出て、一般人にはとても追いつけないので、僭越ながら、まずは図書館の本で一読して、手元に置きたい本を厳選して購入しています。

入門におすすめしたい3冊

・池村聡著『はじめての著作権法』日本経済新聞出版社 2018

・福井健策著『改訂版 著作権とは何か 文化と創造のゆくえ』集英社新書 2020

・岡本薫著『小中学生のための初めて学ぶ著作権 新装改訂版』朝日学生新聞社2019

手軽に全体像を知るためにおすすめしたい2冊

・稲穂健市著『楽しく学べる「知財」入門』講談社現代新書 2017

・内田朋子、萩原理史、田口壮輔、島林秀行著『すごいぞ!はたらく知財 14歳からの知的財産入門』晶文社 2019

『入門におすすめしたい3冊』『手軽に全体像を知るためにおすすめしたい2冊』の詳細やおすすめポイントはこちらで紹介しています。

これら5冊は、東京23区の区立図書館には約98%蔵書されています(2022.9くまろみ調べ)。

池村先生の『はじめての著作権法』は台東区、渋谷区以外そのほか4冊は全区で蔵書がある模様です。これだけの蔵書率があるので、23区外や他の市区町村の図書館でも蔵書がある可能性は高いと思います。

気になる本があれば、ぜひ最寄りの図書館のサイトから蔵書検索を!

その3.インターネットで知る

手軽度:★★★

効 率:★

費 用:なし(通信費を除く)

今は、インターネット上で、無料でも有料級の情報が得られる時代。なんてすばらしい!

著作権・著作隣接権の分野も例外ではありません。

おすすめは以下の3サイトです。

①文化庁 著作権テキスト
URL:https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/93726501.html
著作権のテキストが無料で入手できます。
著作権法は改正が多いですが、(もちろんタイミングにもよりますが)ほぼ常に最新版を入手できます。
②CRIC 著作権パンフレット
URL:https://www.cric.or.jp/publication/pamphlet/index.html
著作権に関する様々なパンフレットが無料でダウンロードできます。
ジャンルも豊富です。画面じゃなくて紙で見たい…という方には、送料は負担する必要がありますが、それ以外の費用負担はなく、冊子を送ってくれます。
③知的財産を学ぶ動画サイト もうけの花道
URL:https://www.chugoku.meti.go.jp/ip/
経済産業省 中国経済産業局 中国地域知的財産戦略本部が作成する無料の動画サイトです。
知財でもうける!という精神が気に入っています。笑
肝心の動画は、1本が短くまとめられていて、気軽に見られる点がおすすめです。
著作権関連では、まずは、以下の3本がよいと思っています。
 #109 知的財産の活用について
 #117 著作権の基本について
 #118ビジネス活動と著作権

最後に

以上が、くまろみがおすすめする学習法です。

気になる点などがあれば、お問い合わせからお気軽にお寄せください。

可能な限り対応させていただきます

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